国産たたみ
だから、国産畳がおすすめしたいのです。
畳表は農産物です。
きゅうりや大根の形が二つとして同じものが無い様に、イグサ1本1本を見て選別され織りあげた畳表は、生産者・品種・気候などで色も質も変化します。
日本の大自然の水・光・土・風を基に育てられたイ草が、お部屋の空気品質を良くします。
国産畳表は国内流通の約30%程度しかありません。
畳文化は日本独自の文化ですが、素材は安価な中国産が多く流通しています。新築物件やリフォーム業者、賃貸物件に納入する畳表のほとんどが中国製なのです。
畳は肌に直接触れる敷物です。違いを知って選んでいただきたいと思います。
1. 年を経るごとに美しくなります。
私たち畳屋は、新しい畳を納品してから、5年後、10年後の畳の状態を、普段から頻繁に見ています。
その経験から、お話しさせていただくと・・・。
中国産は、色ムラや黒いスジが出てきて、全体的に「赤茶色」に退色しています。ささくれができて、そこからボロボロになっていることが多いです。
国産は、色ムラ・黒スジが少なく、キレイな「黄金色」に焼けてゆきます。やがて、艶が出てきてキレイな「アメ色」へと変化してゆきます。
中国産は、国産に比べるとささくれ、擦り切れるまでのスピードが速いです。これは草自体の粘りがないことを意味しています。
2. 安心・安全・本物の畳
「安心・安全感」の視点から見れば、断然、国産畳です。中国産畳表はコストと効率を優先し、大量生産と臨時雇用などでイグサに対する愛情が薄いと感じます。
国産品は、どの生産者がすぐわかるのです。
すべての畳表には、生産者名のラベルが貼ってあります。それぞれの農家さんが、自分の「い草畑」で、様々な工夫をこらしてい草を育てているのです。
畳は農産物。スーパーで輸入品の農産物を安易に選びますか?「中国産」と「国産」、どちらの農産物をかいますか?
3. 「手で作り、手で育てる」農産物
畳表と他の農産物の最大のちがいをご存知ですか?
それは「農家さんが、単に作って出荷して終わりではない」ということです。
畳店や依頼者の要望をふまえ、一品一様で作られているのです。温度や湿度を踏まえ、どんない草で、どの織糸を使って、どんな織り方を行うのか、、、
そうして、1枚1枚を完成させるのです。農家さんたちと一体となって、良く肥えた畑の土を作り、水を管理し、織って完成させる。
魂を込めて作った畳には、「熊本の農家さんの熱き想い」が満ち溢れています。
国産畳商品のラインナップ
「ひのみどり」シリーズ
熊本県が10年の歳月をかけて開発したい草「ひのみどり」を使ったブランド畳表。
ニュースステーションでも紹介されたことがある太鼓判の品物。従来の品種よりも、しなやかで細く繊細。
一本一本のい草が細い分だけ、1枚の畳にたくさんのい草を織り込みます。
肌・足ざわりが優しい仕上がりです。「ひのさやか」「ひのさくら」「ひのさらさ」のの3つのグレードがあります。
「エコファーマー」認定農家シリーズ
人にも、環境にもいい影響を与える生産方式であると国から認定された、い草農家さん。
「昔ながらの堆肥を使った土づくり、化学肥料・農薬を出来るだけ使わない栽培方法」
手間もコストもかかりますが、厳しい基準をクリアした農家さんが作る「良品」です。
「当社・セレクト」シリーズ
畳表に柄が入っていると見た人の印象はグッと上がります。
客間や床の間に使用されると家の格式が高くなります。
こう見えてへりなし畳より安く出来るんです。