子どもに畳は良かげなばい! その①
先日、表題のシンポジウムが熊本・八代で行われたので参加してきました。なぜ八代か。それは日本で生産されるイグサの90%以上が八代地域だからです。
はじめにイグサ研究の第一人者・森田教授からたたみの持つ優れた要素をお話しいただいたのですが、中でも3つの効果についてご説明ありました。
①たたみは落ち着くね~といったリラックス効果
②家の中の目に見えない有害物質の吸着能力
③乳幼児から触れると効果アップの集中力効果
①たたみはなぜ落ち着くのか?それは色・香り・足元の感触が日本人の生活に適しているから――― 香りで言うと実はバニラや紅茶、森林浴といった香り成分がイグサの中にはあるということ!
②有害物質といえばホルムアルデヒド。国の基準では0.08ppm以下らしく、3ppmで目や鼻に苦痛を感じるレベルになるのですが・・・イグサはなんと!1帖辺り1158ppmものホルムアルデヒドを吸着してくれます。気密性が高く自然素材の少ない現代住宅には天然イグサの畳はピッタリ!
③とある学習塾で実験をした結果で判明した集中力アップ効果。特に乳幼児から畳に触れることで脳の発育や身体能力の基礎が出来上がりやすくなります。集中力には外的要因が非常に影響を与えます。畳の上での学習をすると香り・感触・調湿などのバランスを適度に保ってくれます。受験モードの方には特におススメ!
いかがでしょう。天然いぐさの畳が持つ優れた要素を普段の生活に活かすのはお客様ご自身です。畳は古臭いのではなく良いものだから1300年も使い続けられてきた実績があります。ぜひ国産の畳表を使ってください。
他にも。カビやシミといったお困りごとに対する見解も聞けました。そのお話は後日投稿しますね。
では今日はこのあたりで・・・